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設備の保守管理業務では、図面・過去の保守管理データ・工事施工記録・設備の型式など、数多くの書類やデータを保管したり必要時に参照しなければなりません。ビル・工場の図面を3Dデジタル化することにより、設備の保守管理のための各種データを、その3D図面とリンクして一元管理する事が可能になります。各工場の設備管理が本社でも管理しやすくなり情報の共有化に役立ちます。
従来の設備管理図面(10-15年前)では2D図面(平面図、断面図)での管理が主流でしたが3D図面(立体図)での管理では現場を目視した状態と同じようにPC上で管理が可能になります。
そのことにより工場内での設備変更工事などの時に、施工業者との打ち合わせを3D図面上で細かく打ち合わせができるようになります。
その他「工場内での安全対策に役立つ」、「ダクト内の清掃など積算が細かく出せる」などメリットがあります。
また一度3D図面を作ってしまえば、機械設備の入れ替え・配置替え等のシミュレーションができ、スムーズに施工が行えます。
設備変更工事等で金額決済の稟議書を会社の上司に挙げる際、3D図面で施工前後のシミュレーション画像を使っての説明が出来ます。
そして2011年3月の東日本大震災のような大地震で、復旧の遅れの原因が過去の古い図面での管理が原因とも言われています。3D図面での設備管理が出来ていれば復旧作業も1ヶ月違うともいわれています。工場での復旧の遅れは売上に影響します。災害対策という意味でも図面の3Dデジタル化は必要といえます。